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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第2章 With Ray(レイ) 



「相棒、アリスはいい奴だから、たとえ赤のクイーンに籠絡されようとも赤の軍にのこのこついて行って、黒の軍に不利益になるようなことは絶対にしないと思う。でもな」
「フェンリル、もういい」
「今捉えなきゃ、心だけは一生戻って来ねーんだぞ!?」
「フェンリル!」

皆まで言われてレイも思わず声を荒らげた。


しんとした部屋に二人きり、対峙した親友同士はしばらくお互い一歩も目を逸らさなかったが、やがて徐にレイが口を開いた。


「....ちゃんとアイツには、帰る前に俺の気持ちを伝えるから。」
「相棒..」
「ありがと、フェンリル。」

言って、口元を緩めたレイに、フェンリルは安心して肩の力を抜くとふっと笑みが零れた。



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