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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第4章 With Luca(ルカ)




セスの大胆な行動に、ルカの頭はついていかなかった。


(俺は一体…)


わかるのは、ドロドロと渦巻く静かな怒りが胸で燻っていることだけだ。


セスの愛撫に、頬を赤くしたアリスの目尻に涙が浮かび始める。



(そんな顔したら……)



助けたいのに、妖艶なアリスの表情に胸が妙に高鳴る。ルカはその場に立ち尽くしたままだった。



「セスさん…どうしてこんなことを…っ」
「あら、油断してるアナタがいけないのよ?むさ苦しい男の巣窟に、紅一点だってことを忘れたらいけないわ。」


片手でアリスのブラウスを外しつつ、完全に悪い男の顔をした、セスが笑う。



「ヤだわ…。ケーキより美味しそう…。……本気になっちゃうじゃない。」



露わになった、アリスの柔肌にセスが思わず舌舐めずりして、本音を漏らす。



「やめて…っ!セスさん…っ!」
「…残念だけど、アナタの王子様は、執務室でシリウスに捕まってるわ。だから、もう一人の王子なら、或いは…いるかもしれないけど。」


セスは、ドアの隙間をチラリと見た。






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