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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第3章 With Jonah(ヨナ) Act2




「失礼したねっ!変態ウサギ!二度と俺のアリスに勝手なことしないでよね!」
「ヨ、ヨナ…っ」
「さっさとこんなとこ出るよ、アリス。君にとっても、発情期のウサギの近くにいるのは悪影響だ。」
「ちょ…待…っっ」

後ろのアリスの様子など気にせずズンズン歩いていたヨナは、急に繋いだ手の感覚が離れるのを感じて振り返った。



フワリ



「危ないっ!」



ブランの声がした次の瞬間、ヨナの世界一愛しい恋人は、甘い言葉を囁く白ウサギの腕の中にいた。



「あ、ありがとうございます。」
「慣れないハイヒールと、長いスカートのドレスでバランスを崩したんだね。大丈夫だよ、僕が支えているから。」


アリスはブランに捕まって、よろめいた姿勢から立とうとしている。それを愛おしそうな目で側で見ているのは”大人な”ブランである。



その光景を見たヨナの頭の中で、何かがブチっとちぎれる音がした。



「勝手に俺のミルフィーユに触るなって言っただろ!」
「ミルフィ…?」


ブランとアリスの間を遮ったヨナの言葉に、思わず驚いてアリスはヨナを見上げた。そして、そのままヨナに腕を掴まれて、今度は側で丁重にエスコートされながらブラン邸を後にした。








バタンッと閉じられたドアの向こう側で、ブランがため息をつく。


「全く、世話が焼けるなぁ。」







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