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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第3章 With Jonah(ヨナ) Act2




「…で、何があったんです?」
「な、何がさ?」

硬直状態から回復したエドガーが、スッと真面目な表情を浮かべて尋ねる。


「そんなこと言い出すってことは、またアリスと何かあったんでしょう?」
「…っ」


いつも通りに聡いエドガーに言葉を詰まらすヨナだが、エドガーはふふっと微笑している。


「…お前は本当に、いつもこういうことを愉しんでるよね。悪趣味だとは思わないわけ?」
「それが俺ですから。」


開き直ったエドガーはなおも笑顔だ。ヨナはハァとため息をついて語り始めた。


「一週間くらい前の話になるんだけど…」












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「成る程。アリスさんがそんなことを…」
「ああ…。俺は今まで生きてて、自分の容姿に自信を失ったことはないっていうのに。」
「さらっと嫌味言うよなー、ヨナは。」

ははっと笑ってみせるカイルは、酒のボトルを直接あおる。ヨナがそれに怪訝そうな顔をしたが、何か言いたそうな衝動をグッとこらえたようだ。


「まぁ、気持ちはわかりますよ、ヨナさん。好きな人にはやっぱりカッコよく思われたいですよね。」
「…だからどうにかしてカッコよくなりたいんだよ。」
「ワイルドで頼れる男ってことはよ…」


先ほどのヨナの痛いような視線を感じて、とりあえずボトルから直接酒を飲むことはやめたらしいカイルが、グラスにとくとくと注ぎ込む。


「…大人っぽいってことだよな?」
「まぁ…そうだね。」


ヨナが渋々答えると、カイルが酒を一気に飲み干す。


「てことは、恥ずかしがらずに、自分の気持ちを正直に伝えた方がいいってことだよな。」
「…っ!」


意外な回答に、ヨナは目を大きくする。


「ヨナさんの苦手分野ですねぇ?」


クスクス笑うエドガーはやはり愉しそうである。


二人の反応にプンスカ拗ねたヨナだったが、馬車はブラン邸の前で停車し、一旦話は幕を閉じる。







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