第2章 With Ray(レイ)
「レイ、やめて!!!」
アリスの言葉に、レイは一瞬止まるものの、エドガーを見下ろす瞳の温度は変わらない。
やがて、エドガーはフッと目を閉じ、ピクリとも動かなくなった。
「.......」
部屋の空気がしんとして、思わず背筋にやな汗が伝う。
アリスがヨナはどんな顔をしているのだろうと、恐る恐る見上げると、ヨナは真っ直ぐ動かなくなったエドガーを見据えていた。
「ヨナ....?」
「エドガー、お前は最後まで鼻持ちならない奴だったけど、お前の想いは俺がしかと受け止めたよ。」
独り言のように呟いたヨナは、スッとサーベルを引き抜くと、切っ先をアリスの心臓へと当てた。