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《イケメン革命》.Alice. 《夢小説》

第1章 With Jonah(ヨナ) Act1



「....っ」

いつもなら、負けず嫌いのヨナは必ず自分が勝つまで反撃してくる。ところが、喉のところでグッと何かを堪えたヨナはまた黙ってクッションに顔を埋めてしまう。

「ヨナ....ゴメン。」

らしくない恋人の様子に慌てて謝罪するが、今度こそ拗ねてしまったようで、クッションは取ろうとしても強く握られていてビクともしない。

そんな様子が寂しく思えて、うつ伏せになったヨナに上からそっと身体を重ねてみる。

ヨナはアリスの身体が触れるとビクッと肩を揺らした。

「ゴメンってばヨナ...」
「....」
「....許して?」
「許さない。」

ピシャリと言われた一言に、いつものヨナを感じて一瞬ホッとした。

そしてヨナが掴んでいたクッションは今度はスルリと取れた。

まだトマトの様に赤いヨナが、何故だか苦しそうにこちらを見た。

「ヨナ、さっきはゴメンね。何があったのか、教えて。」
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