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蝙蝠

第1章 大事





「グリフィンドールのサンズです。」
「同じくポッターです。」

私は夕食を終えてから地下にある部屋を訪ねた。
こんな所、こんな時間に誰も通らないし、訪れない。
部屋の中の主であるスネイプはただ一言、入れ、と言った。

私は緊張しながら部屋に入る。
いつ何度来ても慣れない。


「…ポッター、お前はそこにある鍋2つを洗え。もちろん手洗いだ。
Ms.サンズはそこにある資料を順番通りに。」

魔法を使えばすぐ終わるような作業をわざわざ罰則として頼むなんてなんとも彼らしい。
ハリーも同じことを考えたのか嫌そうな顔をしている。

「あぁ、君達は非常に仲良しでお喋りをしてしまうようだからMs.サンズは隣の部屋で行うように」

それだけ言うと彼はまた机に向かった。

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