第1章 大事
『私が好きなのはセブルススネイプ。
ほかの誰でもありません。』
彼女は不意打ちでキスをした後にきっぱりと言い張った。
胸の奥がドクンとした後にジワーっと暖かい何かが広がっていく。
.....我輩はもう後に戻れないくらい彼女に惚れてしまっているらしい。
スネイプは唇の端を少し上げた。
「...ローラ、2人きりだ。名前を呼んではくれないか?」
『.........セブルス、』
初めてのキスを君からさせてしまうとは、と言ってセブルスはローラにキスをした。
『もう二度とそんなこと考えないでくださいね、セブルス。』
彼女はそう言い微笑んだ。
心から、愛しいと思った。