第2章 アカツカ王国の章
チョロ松「では、自己紹介させて頂きます。私は、この国の執事チョロ松です」
カラ松「騎士団長のカラ松だ」
私が自己紹介しようとすると、問題の女の子が遮ってしまう。
??「私の名前はスカーレット。赤が似合う素敵なレディよ」
一連の流れを、チョロ松君は目を細めて眺めていた。
チョロ松君、なかなか鋭いから下手な事しないほうがいいのにね。
「私は、真白。日本生まれの日本育ち、ごく平凡な事務員です」
一例すると、チョロ松君が笑顔で笑いつつお辞儀を返してくれる。
カラ松君は、まだ複雑そうな顔をしてるなぁ。
スカーレット「で、結局この女はどうするのよ!?さっさと処罰してくれないの?私、選ばれたのよ、女神様に」
この反応を見て、私は自分の立場を優位にするため一つの作戦を思いついた。
「へぇ、じゃあ女神様ってどんな人なんですか?」
スカーレット「ふふふ、女神って言っても男の人。堅物でそこの執事君そっくりよ?」
執事のチョロ松が、目を大きく見開いた。
カラ松は、「おぉ」と目を輝かせている。
これは、逆にまずい展開になったよ?!