第2章 アカツカ王国の章
「え、え!?じゃ、じゃあ、下僕はどんな子?」
スカーレット「クソムカつく羊。ろくに喋れもしない癖に、しつこく絡んでくるのよ~。見た目は子供が羊のきぐるみを着てる感じ?」
チョロ松「ほ、本物…!?」
スカーレット「だぁかぁらぁ、そう言ってるじゃなぁい?」
オーホッホッホッホ、と高飛車に笑うスカーレット。
まずい、これは実にまずい。
スカーレット「じゃ、この女死刑にしてよ」
「え、えぇ!?死刑だなんて…、あんまりじゃない!?羊なんて助けなきゃよかった…!!」
まだ、結婚もしてないし、彼氏とセックスどころかキスもしてないのに!
喪女脱却してから死にたかった…!!
チョロ松「さ、流石に国外追放程度で…」
スカーレット「何言ってるのよ、死刑よ。私がそう言うんだから、死刑!!」
カラ松君が、剣をすっと引き抜いて、私の目の前に立つ。
うっそぉ、ここでゲームオーバー!?
後ろでは、スカーレットさんがニヤニヤと笑ってるのがムカつく!