第15章 Only love
それから動きがあったのはすぐの事だった。
今井と取引が行われると。
櫻『くそっ、手遅れになる前に俺たちもいそぎましょう。』
滝『ああ。 そうだな、急ごう。』
再び防具と拳銃を所持して情報のあった倉庫へと向かう。
櫻『何だか凄い嫌な感じするな………。 情報が無さすぎるからなんとも言えないんだけど……。』
滝『今回、小栗の昔のツテというか裏のルートで助っ人を頼んでいるとか……海外とびまわってる凄腕のスナイパーがいるって噂は聞いた事あるんだけど、それにどうやら通じてるらしいんだ。』
道すがら滝沢のその話も上の空でこの間、松本とあった時の事を思いだしていた。
今日の話は結局あえて聞く事は出来なかったけど、
長瀬智也と小栗旬と3人で過ごしていた頃の話、長瀬が殺された時の事は全て、松本の方から話をしてくれたんだ。