第13章 Miles away from yours.
立ち上がろうとしてすぐにまたベッドへと倒れこむムロを何とかなだめる。
潤『まぁまぁ、今回はさ旬も一緒だし、安心して今は
治療に専念してなよ。』
室『しかし、坊っちゃん……。 』
旬『そうだよ。 今は俺たちに任せて。それに今回は
孝太郎先生もついててくれてるしさ。 だからって怪我するの前提なわけじゃねぇけどな。』
室『………そうですかい? それじゃあ、私にも何か出来ること手伝わせてください。』
そう言って頭を下げるムロに両脇から二人でまぁまぁと頭を上げさせる。
潤『勿論、色々と手伝ってもらう事もあるんだ。
向こうの動きを探って、こっちに随時連絡してもらうとかさ。』