第13章 Miles away from yours.
翌日朝起きて行くと、ムロが起きているというので
急いで部屋へと向かう。
室『坊っちゃんっ、ご無事でしたか。 ……良かった。』
潤『バカやろっ………、そりゃこっちのセリフだろ。』
室『はは……そうですね。 旬坊っちゃんもあっし(私)のためにすみま……っく!。』
旬『いや、もう大丈夫か? 痛むだろ。ほら、寝てろって。』
潤『ほら、寝てろって。』
苦痛に顔を歪ませるムロに、思わず二人の声が揃って顔を見合せて笑いあった。
孝『さあさ、ムロくんは朝食食べられそうですか。
今日の午後には兄貴がくるので、私達も作戦会議しましょうか。』
お粥と野菜のスープの乗ったお盆を持って小泉が入って来てそう言うと、またムロが起き上がろうとする。