第24章 愛の男
雅『 もう1つは…
好きな人の為かな。 そいつスッゲー絵上手くてスッゲー絵を描くんだ。』
そう言ってふふっと笑う。
『だからさ俺も何か描いてびっくりさせてやりたいなって。』
城『そうかそうか。 いいなそういうの。
その人とはお付き合いしてるのか?』
そう聞かれると静かに頭を横に振るとまたゆっくりと口を開く。
雅『そいつは… もう一人の親友の事が好きなんだ。
だからまあ叶わぬ恋ってやつだね…』
そう言って相葉は寂しく空笑いする。
すると城島先生はそうか…と言って相葉の頭を軽くポンポンとなでてくれた。
雅『ありがとうね。先生。いつも。
でも俺大丈夫だよ。全然。 その相手も大事な奴だからさ……。ふふふ。』
城『お前はえらいな。 けど… 辛かったらそんな笑わなくていいんだぞ。
せめてここにきてる間くらいな?』