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【HQ】君に好きだと言えたなら

第9章 天童覚の性指導(牛島若利×白布姉)


 先日、上京し、一人暮らしをする若利君の家に遊びに行った。寮生活の時もだったけど、家事が一切出来ない若利君がちゃんと生活しているのか心配もあったが、若利君の部屋は思った以上に整理されていたので驚いた。元々几帳面な性格ではあるし、部屋が綺麗なのは寮で生活してる時から知っていたが、若利君は洗濯、炊事が破壊的に苦手だった。寮生活が始まった一年の頃は洗濯機の蓋を破壊した。それから三年の月日を経て、漸く寮にある洗濯機の使い方を覚えた若利君。洗濯機の蓋を持って皆の前に現れた時は、盛大に笑ったのを今も鮮明に覚えてる。


「若利君、ちゃんと自炊してるんだねー。」
「いや、俺は殆どやっていない。」
「え?じゃあ誰がやってんの?」
「奈緒子がやっている。」


 初めて聞く女性の名前にクエスチョンマークが浮かぶ。サークルのマネージャー?いや、いくらマネージャーだからって、私生活まで干渉はしないか。


「もしかして彼女とか?」
「嗚呼。」
「え、嘘、マジ!?」


 あの若利君に彼女!?高校ん時もバレー、一筋で、それは大学に行っても変わらないと思っていたのに。高校の時も白鳥沢で三年間エースとしてバレー部にいた若利君は、そりゃあモテてたけど、恋愛に疎いというか、興味の無かった若利君は、凄まじいスルースキルを発動し、色んな女の子を泣かせてた。そんな若利君に彼女が出来たなんて、何それ、チョー面白い!


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