• テキストサイズ

【HQ】君に好きだと言えたなら

第8章 俺の知らない君(潜尚保×白布姉同僚)


『年下に興味ないって言ってたのに。』
『友達の彼氏が尚保と歳近いの。私は年下なんか興味無い。』


 ゆりちゃんの返事を見て胸を撫で下ろした。ゆりちゃんも女友達ちゃんといるんだ。でも、彼氏が俺と歳が近いってことは高校生?それとも大学生?どっちにしても、自分と同じような立場でありながら年上の人と付き合っているその友達の彼氏を羨ましいと思った。


『尚保もAVの一つや二つ持ってんでしょ?』


 俺の気持ちも知らないで送られてくる淡白なその文字。ここで恥を取って嘘を付いたらきっとゆりちゃんとの今日のやり取りは終わってしまう。羞恥心に目を瞑り、好きな人相手に性癖を暴露した。何だこれ、恥ずかし過ぎて死にたい…。

 友達の為に何かしようとするゆりちゃん。俺の知らないゆりちゃんを見る事が出来て少し得したような気持ちになったが、やはり恥ずかしくていたたまれなくなった。

/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp