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【HQ】君に好きだと言えたなら

第9章 天童覚の性指導(牛島若利×白布姉)


 そして若利君から届いた荷物。それを開けると先日若利君にプレゼントしたアダルトグッズが詰まっていた。宛名に書かれた文字は若利君のものじゃない。となると、これは恐らく彼女の字だろう。


「あ、もしもし若利君?先日俺があげたプレゼント、今日俺の所に届いたんだけどさ、気に入らなかった?」
『いや、そういう訳では無いんだが、奈緒子が必要無いと言って、』
「そっか、そっかー!で、彼女となんか進展はあった?」
『嗚呼。生まれて初めて性行為をした。』


 セックスを性行為と言う辺りが若利君らしいとは思ったけど、そのフレーズが面白くて吹き出した。


「上手くいったみたいで俺も一安心だよ。うん、うん。」
『で、天童。一体アレは何に使う物だったんだ?』
「アレはね、」


 友人相手に電話でこんな事説明していいのかとも思ったけど、面白い事になってくれればいいなと思いながら電話でアダルトグッズについて説明をした。それを真剣に聞く若利君が面白くて面白くて。若利君が夢中になる彼女、見てみたいなーなんて思いながら、若利君のそうか、参考になった。感謝するの言葉で通話終了となった。


「いやー面白くなってきたなー。誰にこの事教えようかなー。」


 こんな面白い話題、独り占めするのは勿体ないような気がして、若利君と俺の嘗てのチームメイトに順番に電話をする事にした。


「取り敢えず、若利君大好きな賢二郎からかなー。」


 そう言って、一つ年下の賢二郎に電話を掛けた。

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