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ツインシグナル成り代わり夢(オラトリオ落ち)
第2章 出会い
「読みかけの本があるから」
ごめんねと手を振って廊下へと出る。
二階へあがり宛がわれた部屋へと入るとぽつりともれた独り言。
「少し口が軽すぎたかしらね」
きっと今ので更に警戒心強めてしまったはず。
彼がORACLEの守護神なのは彼の制作に携わった科学者しか知らない事。だから私が知るはずない。
「少し言葉を控えよう」
怪しいからって追い出されたら行くとこなくなるし。それにここだったらクォーター達も下手に手を出せない筈だもの――。
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