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【HQ!!】不良優等生は今日も嫌う

第4章 副会長の仕事


ご飯を作り終わってお父さんと一緒に無言で食べる
いつもと同じ
お母さんはいない
死んじゃったのか離婚したのかはわからない
とにかく私はこの家でたった一人の女
こき使われないわけがない

「家でこんなだから、学校であんなになっちゃったんだけどね。はは・・・」

乾いた笑いが響く私の部屋
この家で唯一落ち着ける
ここは防音機能もあって鍵もあるから、どんなに騒ごうと私の自由
さすが大手企業

「私が家ではこんなって、だぁれも想像できないんだろうけどね」

ちょっと寂しかったりもする
そんなことを考える間に私は寝落ちしていたらしい
次起きたのは朝だった




「・・・ご飯、作らなきゃ」

そんな独り言をつぶやく
こうでもしないと私の精神が持たない気がして、怖い
早く学校に行きたい
あそこは私の精神を完全にフリーにできる場所だからね

「お父様、ご飯、作っておきました。私は学校へ行きます」

父「そうか・・・来週、私も一緒に花音の学校へ行く」

「っ!・・・わかりました。行ってきます」

父「ああ」

外に出て、パーカーを着てフードを被る
飴も舐めながらの登校
あーあ、とうとう私のフリーの場所も無くなった
私はやっていけるのだろうか・・・

「会長、バレー部だったよね」

朝練、見たいな
みんなの顔が見たい
落ち着かない
とうとう私もダメになったな。みんながいないと私壊れるかも

「みんなーおはよー」

及「えっ!?花音!?どうしたの?こんな早く」

「いや、ちょっといろいろあってね・・・何か手伝えることある?」

岩「そういうことなら、ドリンク作ってくれないか?」

「スポドリねーおっけー英!勇太郎!ちょっといろいろ教えて!」

「「了解/わかった!」」

「それじゃ、やってくるねー」

やっぱりみんな見てると安心するな
この雰囲気が好きだな
ここに、いたいな

国「花音、スポドリの粉こんくらいね」

金「水はこれくらいだ!そんで振る!」

「おっけーありがとう!みんなの好みの味とか、ある?」

国「あるけど、とりあえず基本に慣れてからな」

「私マネージャーじゃないけどね(笑)」

金「はいはい早く!」

「金田一キャラがw」

金「早くしねぇと怒られるだろうが!」

「大丈夫だよ私に教えてたって言えば」

金「あ、そっか」

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