第4章 副会長の仕事
〜offsaid〜
そして時は過ぎ生徒集会
国「えーっと、これから生徒集会を始めまーす。まず生徒会役員紹介から。生徒会の皆さんかっこ会長副会長は除く。前出てきてくださーい」←
金「誰が()の中身ごと口で言うやつがあるか!!」
岩「(スルー)3年、会計の岩泉一だ」
花「同じく3年の書記、花巻貴大です!」
松「同じく3年、書記の松川一静でーす」
金「1年、会計の金田一勇太郎です!」
国「同じく1年会計の国見英でーす。今回の司会は俺が務めさせていただきまーす。それでは皆さんお戻りくださーい」
国「全員戻った?戻ったよな。続きましてー、副会長よりご挨拶でーす。ちなみに会長は入学式で挨拶してるからやんないらしいよー。副会長の樋渡十愛さん。お願いしまーす」
十「国見ちゃん、やる気出そうか。・・・えーっと、副会長になりました。1年の樋渡十愛です。私の挨拶の前にもう1人の副会長の花谷花音の挨拶を預かっているのでそちらからさせていただきます」
一瞬でザワつく体育館
きっと花谷花音の話が出たからだろう
十「ザワついてますが気にせず読みますね。
『この度副会長に推薦されました、花谷花音です。なんて硬い文章は私らしくないから辞める。なぜ私が選ばれたか。それはみんなが知ってる通り私は自分で言うのもなんだけど成績優秀だから。それと友達思いなんだって。これはよく分からないけど。文句があるなら校長に言ってね。私の立候補じゃないんだから。
みんなが文句があるのは分かる。私は授業もマトモに出てなけりゃフードに飴のいわゆる不良だからね。でも選ばれた。
選ばれたからには、この学校を良くしていく事に全力を尽くさせて貰う。それは間違いない。だから安心して。何か意見があったらいつでも言って。ただしなぜ私が副会長かという意見は校長にオナシャス。
私が副会長になる条件を出させて貰った。1つ目に、私は人前には出ない。ブーイングの嵐になると思うから。そういう場合は今みたいに誰かに頼む。2つ目に、私の不良は直さない。これが私だからね。
ま、こんな不良に学校任せるのは不安だろうけど、会長やら十愛やらしっかりした人がいる訳だし、大丈夫でしょ。よろしく』
これが花音からの挨拶です」