第3章 生徒会の選び方
連れて来られたのは体育館裏
ポジティブヒロインは期待して、
ネガティブヒロインは不安になるのだろうが、
あいにく私はどちらでもない
え?なんでって?だって、会長が私に告白とか、ないし←
私を潰しにかかっても倍返し(笑)するし←
及「っはぁぁぁぁ、あのキャラ疲れるぅぅぅう」←
「・・・あのキャラ何なんですか」
及「いやぁ、これでも生徒会長ですからね、しっかりしなきゃいけないと思うと、ね!」←
そんなわかるでしょみたいな目で見られてもわからんし←
「それで?話ってなんですか?」
及「ふぅ、まず、これは俺が決めたんじゃないからね。文句あるなら校長に言ってね。花音ちゃんならできるでしょ」←
「・・・はあ(会長の中の私って一体)」←
及「んっとね、この学校、生徒会の役員の決め方がおかしいんだよね」←
「すいませーん話がぶっ飛んでてわかりませーん」←
及「会長は、1年、2年の時に役員をやっていたかどうか+業績」
及「おかしいのはここからで、会計、書記は中学の時の業績。つまり内申点で、1年の中から決められるの。決める人は、校長ね」
普通におかしいね←
及「で、副会長2人は、校長の推薦で何人かに絞ってから投票なんだけど、推薦されるのは、人想い+授業出席数+業績で、2年のはずなんだよね。いつもは」
・・・ん?
「いつもはって、どーゆー事?」
及「良いとこつくね!校長の推薦を聞きに行くのが生徒会長で、今日、聞きに行ったの」
「それで?」
及「推薦された人に今日中に推薦されたことを言わなきゃいけないの」
「つまり、私が推薦されたと?」
冗談で言った。はずなのに
及「さっすが花音ちゃん!話が早い!」
「・・・まじで?」
及「マジマジ!」
「え?私?なんで?不良だよ?授業出席数とか笑えるよ?なんで?」
及「うん。俺も同じ事聞いたよ。そしたらさ、『あの子は人想いで、業績も申し分なし。これほど理想的な子は初めてだよ!』だって」←
り、理想的?不良が?
頭大丈夫?←
「ももももう一人は?」
及「『あの子はまだ1年だ。不安な事もあるだろうから、あの子に決めさせなさい。あの子が認めているんだ。きっと大丈夫だろう!』ってさ」←
・・・マジカヨ←