第3章 私たちの秘密
『ん?』
父「なんて言うか・・・学校は平気かい・・・?」
あ・・・
父「別に加奈子のことのしたいことを
私は尊重してるから、
やりたいことやっていいんだけど・・・。
どうだい・・・?」
父様は、私のことをちゃんと見ていてくれる。
すごく心配してくれてる・・・
『・・・うん。
・・・私、今すごく充実してる・・・
友達できて、とっても楽しいの』
本当に今の学校にきて良かった。
本当に楽しい。
父「・・・そうかあ・・・そうかあ・・・
よかった・・・加奈子が楽しいのならそれでいいよ」
父は泣くくらい喜んでくれる。
私は、こんな風に私のために泣いてくれる父様が大好きだ。
優しくてかっこよくて、本当に理想のお父さん。
だけど・・・
ごめんなさい・・・
私は、父様にも母様にも
秘密にしていることがある・・・