第3章 私たちの秘密
「清玲っ!やっほー」
後ろから声がした。
『ね、姉さん・・・』
姉「あら、加奈子さん、こんにちはー」
ニコッと目の前の女に笑いかける。
『え、っちょ、姉さんこの人知ってるの?』
姉「・・・知ってるも何も・・・
このパーティーを主催している桜井総合病院の娘さんよ?」
『はあ!?』
え、なに?どういうことだ!?
この、・・・えっと野蛮女が大学病院の娘で
俺はこいつの家の主催したパーティーに来てるってこと・・・?
◆「・・・凜華さんこんにちは・・・
・・・あ、あの・・・
この方は・・・もしかして・・・」
姉「ああ、私の弟よ。
てか、あんた女の子に挨拶してないなんて失礼じゃない!」
バシッと背中を叩かれる。
『え、あ、・・・ああ
えっと・・・結城清玲です。』
◆「え、あ、いえ・・・私もご挨拶がまだでした・・・
えっと・・・桜井加奈子です・・・」
どういうことだよ・・・
・・・これ・・・