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恋のはなし。

第3章 私たちの秘密





19:10







色々な女の子と話をし、他に話していない子はいないかと
会場の中を物色・・・



ん?ここ中庭あるんだ。

会場から少し離れたところに中庭があることに気が付いた。




おお!いいところじゃん!
ここに女の子連れてきたらいちころじゃね~??




そう思って、中庭を詮索していると、
奥に人影を見つけた。



ん~?誰だ~?
俺を差し置いて女の子と2人きりになってるのは~



いつもだったら、ほっとくところだが、
今日は何だか気になったので、少し近寄ってみることにした。




え・・・あの2人抱き合ってね・・・?
なんだよ~~~いい雰囲気何じゃん・・・
あーあ、帰ろーっと・・・

そう思い、踵を返そうとしたとき、









「・・・てくださいっ・・・」









かすかに、女の子の声が聞こえた。


え・・・なに?







「・・・困ります!」








・・・聞こえた。


女の子の声がはっきり・・・





え、なに?いい雰囲気じゃないの?

あの男、無理やり抱き着いてるの?




よく見ると、女の子が男から逃れようとしているのに気づいた。


2人の後ろからそっと近づく。











男「この僕が結婚してやるって言ってるのにっ・・・
 
  困るだってぇ!?」




男は女の子の肩を強く握りしめながら
怒鳴るように叫んでいた。

女の子もその言葉一つ一つに肩を震わせている。



おいおい、それはないんじゃないの・・・?



2人のことに口出しするのは良くないと思ったが、
どうにも、女の子がかわいそうで助けてあげたくなった。




はぁ・・・



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