第3章 私たちの秘密
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色々な女の子と話をし、他に話していない子はいないかと
会場の中を物色・・・
ん?ここ中庭あるんだ。
会場から少し離れたところに中庭があることに気が付いた。
おお!いいところじゃん!
ここに女の子連れてきたらいちころじゃね~??
そう思って、中庭を詮索していると、
奥に人影を見つけた。
ん~?誰だ~?
俺を差し置いて女の子と2人きりになってるのは~
いつもだったら、ほっとくところだが、
今日は何だか気になったので、少し近寄ってみることにした。
え・・・あの2人抱き合ってね・・・?
なんだよ~~~いい雰囲気何じゃん・・・
あーあ、帰ろーっと・・・
そう思い、踵を返そうとしたとき、
「・・・てくださいっ・・・」
かすかに、女の子の声が聞こえた。
え・・・なに?
「・・・困ります!」
・・・聞こえた。
女の子の声がはっきり・・・
え、なに?いい雰囲気じゃないの?
あの男、無理やり抱き着いてるの?
よく見ると、女の子が男から逃れようとしているのに気づいた。
2人の後ろからそっと近づく。
男「この僕が結婚してやるって言ってるのにっ・・・
困るだってぇ!?」
男は女の子の肩を強く握りしめながら
怒鳴るように叫んでいた。
女の子もその言葉一つ一つに肩を震わせている。
おいおい、それはないんじゃないの・・・?
2人のことに口出しするのは良くないと思ったが、
どうにも、女の子がかわいそうで助けてあげたくなった。
はぁ・・・