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恋のはなし。

第3章 私たちの秘密





急に聞こえてきた声と、

背後に忍び寄る気配に俺たちは怯えていた。








「何だか、とっっっても
 楽しそうなお話しているのねぇ・・・」










父「・・・おおおい、清玲・・・

  この声聞き覚えがあるんだけど・・・」




ガタガタと震えだす親父。




『奇遇だな、親父、俺もある。
 しかも、結構身近な人の声に似てる気がする』


父「・・・せ、清玲君・・・
  嘘だと言ってくれ・・・
  ま、まだ俺は何の罪も犯してないはずだ・・・」







「んんんんん!?
 ま・だ・罪を犯してないですってぇぇ!?
 何か罪を犯した後じゃ遅いと思うんですがぁぁぁ!?」









「『・・・・・・・・・・・』」



こ、こえぇぇ・・・







『親父、もう変なこと言わない方がいいと思う・・・
 今すぐ謝ってしまうのが一番だ・・・』

父「ちょっと!清玲君!一人にしないで!
  一緒に謝って!!」

『たぶん、いつもの感じから言うけど・・・
 俺には怒ってないと思うから、
 俺が一緒に謝っても意味ないと思う・・・』





父「・・・無理・・・
  振り返れないよ・・・」










母「あなたっ!!!!」




父「ひゃー!ごごごめんなさいーー!」

母「また若い女の子に手を出そうとしたわね!?
  しかも、清玲にまで手伝わせようなんて!!!」

父「ご、ごめんなさい!!!!!!」













あー・・・本当運がないな・・・










母さんの怒号と親父の涙声が遠くに聞こえる。


・・・親父・・・


なんて情けない。







ボーイさんから飲み物を受け取り、
母さんから逃げるように外へ出てきた。


すると、可愛い女の子が3人近寄ってきた。




今夜の女の子たちはとっても積極的・・・




ふふ、俺も今日のパーティーを楽しみますかっ!




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