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擬人カレシ~真紅の狼・初めての生徒編~

第20章 新しい関係


「さっき言ったよね。佐奈の顔見たら、話す余裕なんてないって」

囁いて、額に、頬に、瞼に…そして、唇に……。
余すことなく甘いキスを降らせれば、潤んで、今にも泣き出しそうな佐奈が煉を捉えた。

「れ…ん……」

きゅ、と佐奈の手が、力なく煉の胸元を掴む。

「……良い?」

何が…とは、敢えて言わない。
それに、見つめ合った瞬間、本当は既に互いに分かってもいて。
けれど理性なんてとうに吹き飛んでいる煉をして、それでも、最後の選択権は佐奈に委ねた、と、掴んでいた胸元に、佐奈がこつ、と額を寄せ、恥ずかしそうに顔を隠した。
それから、小さく、それでもしっかりと頷く感触が煉に伝わる、それが…答え……。

次の瞬間、佐奈の身体は煉の腕の中、ふわり、と横抱きに宙を舞う。
驚いた佐奈が思わず煉の腕を掴む、その感触だけで、煉は眩暈を覚えながら、蕩けるように微笑んだ。
向かうのは佐奈の部屋でなく、煉の部屋の…その、ベッド……。
優しく、そっと下ろされた佐奈は、そのまま煉に甘く組み敷かれる。

「ぁ…っ、れ…っ」

優しく…けれど抗いようのない熱の中で素肌が暴かれていく。
未だ明るいこの時間、

「れ…ん、ゃ、ま、だ、あかるい、よ……」

恥ずかしいからと身を捩ったところで、そんなことではもう煉は止められない。
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