• テキストサイズ

満月の夢

第1章 出会いはいつだって突然に


ひゅん。
柱を抜けると駅のホームーーーーーーーー9と3/4番線がある。
やっとここに来れた。何年待っただろう。

初めて“ホグワーツ”という存在を知ったのはいつだったか。教えてもらってからずっと、憧れを持っていた。



それにしても荷物が重い…まあ寮生活だから仕方のないことか。
列車に乗り込む。
荷物を預け、空いているコンパートメントを探す。

あ、やっと空いていた。
ガラッ。
窓からさんさんと光が差し込み、キラキラして見えるーーー期待も含まれるから余計輝くのか。

窓際に腰掛け、外を眺める。
ふと、見送りに来れなかった父と母ーーーーホグワーツのことを教えてくれた張本人ーーーーを思い出した。仕事がどうしても休めないのだと、泣きそうな顔だったなあ。


心地よい陽射しの中眠りにつこうとしたその瞬間、扉がいきなり開いた。
/ 4ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp