第2章 出逢い。
「こいつ…どうする?」
「喰っちまってもいいが、いい女じゃねーか」
「そうだな…いい臭いだしなぁ」
『んっ……ダ…レ…?』
月海は、ここが何処だか分からなかった。
目隠しもされてるようだ
「あ、起きたようだぜ」
「おぅ、あの人を呼んでくる。」
『(うっ!身体中が痛い…)』
「てめぇ誰だっ!?」
私に言っているようには聞こえない……
誰がいるの?
?「女に手を出すたぁいけねぇなぁ?」
この声…聞いたことがある?
ザシュッッ!!
耳を塞ぎたいほどの嫌な音…
私は、また意識を手放したのだった。
後ろから殴られたような痛みを抱えながら…
?「おい!お前、大丈夫か!?しっかりしろ!」
私を呼ぶのは誰?
私は、死んだはずだ…何故……意識があるの?
【目を覚まさなきゃいけない。】そんな気がした。
『んっ……ここは…何処?』
月海は知らなかった。今から、新しい人生を歩むことを