第87章 愛情不足?
あれからこんのすけと今後の話をしながら、仕事の書類の説明を受けた。
『はぁ…もう無理…!話が長い疲れた…なんか仕事の量増えてる気がする!』
こんのすけが居なくなった部屋で大の字に横になり天井を見ながら愚痴を零す。
刀剣達の為にも私が頑張らないといけないんだけど…あの書類の山を見たら誰でも嫌になるよねー…
まっ、考えてもしかたないし…とりあえずお風呂にでも入ろうかな。
そう思い立ち着替えやタオル等を箪笥から取り出していれば、部屋の襖がゆっくり開いたのを感じて振り返った。
『…陸奥守?』
振り返るとそこには陸奥守の姿があった。
陸奥守「主…今えいか?」
『うん、いいけど…どうしたの?』
陸奥守が部屋に訪れることは珍しい。
何かあったのか…?
心配げに見つめていれば、陸奥守は私の近くに腰を下ろした。
陸奥守「最近、おんしのことが足りちょらざった思うて」
え?なんて???
お前のことが足りてなかったって言った?
…え、言ったよね?え??
私は陸奥守の言葉にびっくりして、ついフリーズしてしまった。
そんな私の反応を見て、陸奥守は少しだけ眉を下げている。
『あの…えーっと…私の聞き間違い…?今、足りないとかなんとか…』
陸奥守「言うたぜよ」
まじかっ…!!!
言ったのか!!!
聞き間違いじゃなかった!!!
『陸奥守がそんな事言ってくるなんて珍しいね?』
陸奥守「わしがそがな事言うたらいかんか?」
『いや!ダメじゃないけど…!珍しいなぁって思っただけ…何かあったのかなって思って…』
陸奥守「何かあった訳やないけんど、主が足らんき摂取しに来ただけぜよ」
『そ、そうなんだ…』
陸奥守の顔を見れば真っ直ぐに私の目を見ている。
そんな面と向かって真面目に言われるとなんか恥ずかしいんだけど…!
なんだか恥ずかしくて目が見れずにいれば、陸奥守が無言で両手を広げて来た。