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忘れないよ あなたのこと

第1章 入学式



「よっ、璃愛」

声がした方を見ると、私の幼なじみ 廉がいた。

「おはよう廉」

私は廉にあいさつをするとまた走り続ける
と、後ろから連が追ってくる

「なんでそんな急いんでの?」

時計を見るように廉に携帯を見せた
その時間を見た廉は青ざめた
廉も走ることになった

「お、まえ、、もっと早く言えよ!」

「だって、月愛と話してたらこんな時間で」

月愛の名前を出すと、廉はうつむく
あー、やばい名前出さなければよかったね
月愛は小さい頃から廉にべったりだった
私達がまだ幼い頃廉の家で夜をごちそうになる時に
月愛は廉に懐いちゃって
そこから月愛は毎日通っていたからね

「あ、ごめん」

「や、大丈夫、、、」

思いっきり大丈夫じゃない顔をする廉
そんなのは無視することにして
時計を再度見ると入学式の始まる時間に迫っていた

「廉!早く!遅れちゃう!」

「おう」

無我夢中で私たちは走り続けていった
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