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【ONE PIECE】 海の娘 ウミノコ

第4章  家族






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昔から私の定位置は、マルコ兄様の隣かココだった。
大きくて暖かな父様〔トトサマ〕の膝の上。
ココからの見晴らしは、最高だ。

「グラララ、気分はどうだ?」

『大丈夫、私暴走しちゃったみたいでごめんなさい』

「娘の暴走なんて軽いもんだァ」

一晩経って、改めて父様と対面した。
懐かしい父様の匂い。
昔は無かった、ニコちゃんマークが入った点滴の管とナース達が気になる。

『父様こそ、お身体大丈夫?』

「娘に心配かける程じゃねェ、グララララ・・
こそ身体に変わりなく安心した」

「オヤジ、それについて説明してくれい。
何故、あの頃の年齢と合わねぇんだよい?」

そう、私が白ひげ海賊団にお世話なったのは、3歳〜8歳までの5年間。
この歳を知っているは、ミホークと父様だけ。

周りは私の歳を知らない。
知らないと言うか、多分年齢を5歳程上に見ていたはず。


「そうだな、が来た時は外見が8歳ぐらいだったが実年齢は3歳だ」

「「「えっ!?」」」

当時を知る兄様達は一同に驚く。

「確か、別れた時は14歳ぐらいに見えたな」

そう、だから私は兄様達に何も言わずミホークに連れられ船を降りた。

「あ“ぁ?ちょい待って、外見が8歳で実年齢が3歳・・・
あれから18年立ってから・・・は今、21歳って事かよ」


そう言って視線を向けてくるラクヨウ兄様に私は頷き返す。


「海の力の影響だァ。
稀に見る血の持ち主がだ」

海に触れる程近くに住んでいると何故か私の成長スピードは飛躍的だった。
この血には、他にも力があったがあの時私に必要だったのは海を出て陸で暮らす事。

陸で生活している間、成長スピードはとても緩やかで何とか実年齢と変わらない外見になっていた。

『それまでワノ国で暮らしていて、11歳の時に海軍本部へミホークが連れて行ったの』

そのままセンゴクに預けられ、ミホークの隠し子兼弟子という事で働く事になり。
少将まで昇格した。







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