第6章 【R18】オルファクトフィリア(十四松)
そんなことがあって、2日が経った。
まだ2日目と言うことで、みんなのやる気はそれなりにある。
この調子があと何日続くだろうか…。
特におそ松くんなんかは既に限界に近そうだ。
性格的な問題もあるけど……。
「おそ松兄さんリモコン取ってー」
「おそ松兄さん、背中掻いてー」
「おそ松兄さん暇だから火の輪潜りしてー」
こんな感じで弟達がここぞとばかりにコキ使うからだ。
特にトド松くんチョロ松くん一松くんの弄りが半端ない。
「お前らいい加減にしろよ!?
俺は召し使いじゃないんだぞ!」
健気に頼まれたことをこなしてからおそ松くんは3人に文句をつける。
「わかってるよ、雑用松兄さん」
「そういう担当なんだから仕方ないよね」
「自業自得じゃない?」
しかし3人はスマホを見たりタウンワークを読んだり猫と遊んだりと気にする様子はなかった。
「お兄ちゃん悲しみで心臓がキュッとなりそう…夢花慰めて〜」
おそ松くんが私の腰に抱き付いてくる。
そんなおそ松くんに私は言った。
「おそ松くん…私これから出かけなきゃいけないから掃除機の中に溜まったゴミ綺麗にしといてくれる?」
「…天然が一番こわい」
…天然…?