第4章 【R18】カンダウリズム(トド松)
ぼんやりと目を開けると辺りはもう暗くなっていた。
周りを見渡すと兄さん達が床で雑魚寝していた。
僕もそうだけど、みんな酔って二階に行くのが億劫だったからこのままここで寝ちゃったんだろう。
テーブルの上を見ると散らかっていたはずのビール缶やつまみが綺麗に片付けられている。
夢花ちゃん…自分はジュースしか手を付けてなかったのに僕たちが散らかした分まで片付けておくなんていいこだなぁ。
可愛いし、気が利くし…お嫁さんに欲しいくらいだ。
料理の腕は壊滅的だけど。
「そういや夢花ちゃんどこに行ったんだろ」
ここにはいないみたいだし…二階かな?
僕は重い腰を持ち上げ、二階の部屋へと行った。