第4章 【R18】カンダウリズム(トド松)
しかし他の皆はこの顔に見慣れているらしく殆どスルー。
トッティー化したトド松くんも、私の視線に気付くとすぐに元の顔に戻した。
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「ってか、そろそろ本気で就活しない?
父さんも母さんもしばらくいないし…マジで僕たちヤバいから」
お酒もそろそろ底を尽き、終盤に近付いてきたタイミングでチョロ松くんがぼやいた。
こういうとき、真っ先に言葉を返すのはおそ松くんかトド松くんなんだけど。
2人とも、酔い潰れて泥のように眠ってしまっていた。
一松くんは十四松くんと実質サシで飲んでいるし。
だから必然的にカラ松くんと私が会話に参加することになったのだけど…。
「チョロ松
…もう少しだけ天に与えられた自由に身を委ねてもいいんじゃないか?」
「いやこれまで散々委ねてきたよね!?」
カラ松くんの第一声にチョロ松くんのツッコミが炸裂。
流石…キレがいい。
私は彼のツッコミに心の中で拍手を送った。