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【おそ松さん】特殊性癖 【R18】

第1章 きっかけ




彼は、大和。


私とは別の公立高校に通う2つ下の弟だ。


「大和!どうしたの?まだ朝早いじゃん」


私は大和にそう呼びかける。


「彼女待たせてんだよ!」


そう言って大和は大慌てでパパの隣に座り、いただきます!と手を合わせると掻きこむようにした朝ごはんを食べ初めた。


急いでてもごはんは食べるんだ…。


慌てて身支度したからか、髪もボサボサだし学ランもボタンがかけ違えている。


「大和、髪もボサボサだしボタンも全部かけ違えてる」



私は落ち着いてお味噌汁を飲みながらそう告げた。


「マジで!?」


それを聞いた大和は朝ごはんを食べる手を止め、ボタンを直して茶色い髪を撫でつけた。



そして壁上にかけられた時計を見て…。


「もう間に合わねぇ!ごちそうさまでした!いってきます!」


そう叫び、朝ごはんを残したまま家を飛び出して行った。


そんな大和にパパとママはいってらっしゃいと声をかけている。


本当に騒がしい弟だなぁ…。



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