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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第20章 凍える華
姫凪の心が分からなくて
それを軽く聞く気にも慣れなくて
姫凪との距離が
ユックリ、でも、確実に
出来ていった。
毎朝迎えに行く事がなくなった
理由は簡単。
部屋を開けて
そこに居ないと寂しいから。
「姫凪ー…一緒に…」
『あ、クロ。ちょっと待って…』
「いや、悪ぃ。
今日は一緒に帰れねぇ…ンだ」
帰りも用事があるフリが増えた。
理由は単純。
お前に予定があるのを
知りたくないから。
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