第7章 真珠の首飾りの女(ドフラミンゴ)
「フッフッフッ、上手くいけば“麦わらのルフィ”を見ることができるかもしれねェぞ」
「・・・・・・・・・・・・」
やはり、今日はいつもと何かが違う。
ドフラミンゴはまるで、自分をこの城に居させたくないようだ。
「ローのことが済んだらおれも行く。おれがいねェからといって、他の男とハメを外すなよ」
「冗談はやめて。男の相手は貴方でたくさんよ」
「そうか? 念のため、もう少しおれで満たしておく必要があるな」
ドフラミンゴはクレイオの片足を持ち上げると、自身もローブの腰紐から下を肌蹴させて性器同士を擦り合わせた。
「ンッ・・・」
卑猥な水音とともに、まだ敏感な場所に摩擦の快感が襲う。
ドフラミンゴもそんなクレイオの表情にすっかりと欲情したようだ。
「今はまだ下が騒がしい・・・“起きる”のは少しあとにしよう」
何年も探していた元部下と、久々に再開できるんだ。
その興奮をここで少し鎮めておかねば。
そうしないと、ローの顔を見た瞬間に我慢できず殺してしまいそうだ。
ドフラミンゴはクレイオの肉壺に巨大なペニスを挿入すると、先行きが見えない不安に国王の名を叫び続けている民衆を見下ろしながら、昨晩の余熱が残っている胎内をゆっくりと深く犯していった。
数時間後、ドレスローザ南西の海岸に一艘の海賊船が現れる。
その船に乗っていた麦わらの海賊団、トラファルガー・ローら一行は、誰に知られることなくドレスローザ潜入に成功した。
“最悪の世代”とドフラミンゴの衝突まであと僅か。
それはすなわち、クレイオにとって運命のカウントダウンでもあった。