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die Phasen des Mondes【ディアラヴァ】

第2章 episode.2


リビングへ行かなくちゃ。
ユイはもう行っただろうか。


首に触ると、また新たな傷が出来てしまった事に落胆する。


でも、沢山吸われる前で良かった。
歩いてリビングまで行けそうだ。
やっぱり、結果的に助けてもらった事には感謝すべきなのかもしれない。



廊下を歩き階段を降りていくと、皆もう集まっているようだった。


「あ、マイちゃんは、こちらへどうぞ〜」


いつの間にかライトくんが私の後ろから両肩に手を乗せてソファに座るように促してくれる。


「あ、ありがとう…」


思わず言われるまま座っちゃったけど、一人掛けのソファにそのままライトくんも座ってきて、相席状態。

距離が近いんだけど…。
チラリと横を伺うと、ライトくんは満足そうな横顔で笑みを浮かべてる。

ま、まぁいっか。
ついさっきあんな事があったからちょっと怖いけど…。


膝がぶつからないように小さくなって座る。


ユイはアヤトくんの隣に座ってる。
良かった、元気そう。
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