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die Phasen des Mondes【ディアラヴァ】

第2章 episode.2


「ライト。こんな所で何しているのです」


冷たい声が廊下に響いた。


「ん…?レイジ来ちゃったのか…」


ライトと呼ばれた彼は心底残念そうにそう呟く。


ライトくんの肩越しにレイジさんが立っているのが見える。


助けてください…!


「あ、そうだ!
ボクいい事思いついちゃった。
レイジもさ、一緒にいただこうよ?
すっごぉ〜く美味しいよ!」


ちょっと、楽しそうになんて事を…。


「はぁ…。
下らない事ばかり言わないでください。
アヤトも貴方ももう少し考えて行動しなさい」


良かった…。


「ちぇ…。
レイジはもうちょっと娯楽を楽しんだ方がいいとボクは思うけどな〜。
じゃあね、マイちゃん。
またあとで♪」


意味深に笑ってからライトくんは立ちあがり、階段を降りていった。
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