第4章 合宿

溝口「おいコラ3年、舐めてんのか早く座れ」



あの後すぐに花巻達を連れてミーティング場所まで向かった。
この通り怒られましたけどね、私が怒られた理由が知りたい。

今日1日の通りを確認して、10分もしないうちに解散する。
朝食の時間が始まり、みんなで号令してから食べ、食べ終えれば自由時間。
ご飯の量は普通じゃない。



『国見、少ない』

国見「ゲ…見つかった」

金田一「国見そんなんじゃ動けねえぞ？」

国見「お前と一緒にすんな」

金田一「なんだよそれー！聖さん、席って…」

『自由だよ、早く座っちゃえ』



国見のお皿におかずを追加しつつ、私は空いてる席を指さした。
嫌そうな顔したってダメだからな。

おかずの量がいい感じに減っていくが、やはり残る。
余った分をわけに行くのも私の仕事だ。



『ハジメちゃん食べる？』

岩泉「ん」

及川「俺も俺も」

花巻「おめーらすげえな…」

松川「俺フルーツ欲しい」



ハジメちゃんはモグモグしながら私にお皿を差し出してきたのでその上に乗せてから、徹の皿に追加した。



『あ、トマト残したら怒るからね』

松川「聖、俺にフルーツ」

『わかったわかった待ってて』

岩泉「…」

及川「ちょっと岩ちゃんやめてよ！！俺トマトもう食った！！」




フルーツを取りに行く隙にハジメちゃんが何かやらかしているみたいだが、そんなことより気になる人物が。

私が通ろうとした時体を小さくするのが目に入った。




『…矢巾』

矢巾「う…」

『食べなさい』

矢巾「っす…」



松川「聖〜早く〜」