第4章 合宿
及川「ほーんと、岩ちゃんとまっきーは起きるの遅いよね〜」
松川「お前は寝起き最悪だけどな、主に顔が」
及川「それどういう意味!?」
ゾロゾロと三年が起きる中、未だに起きない2人に徹と松川も呆れ始めていた。
3年「坂本はよー」
『おはよ』
3年「お前ほんとに女子かよ」
『コーチ命令なんですー、というかお前らが早く起きればこんな事ないんだからな』
いろんな奴に絡まれ、とりあえずパジャマでもいいのでミーティング場所に向かわせる。
徹は私の隣にしゃがみ込み、松川は屈みながら笑っていて
時間が無い、引きずっていくか…?
最終手段はそれしかない。
『花巻!ハジメちゃん!起きてってば!!!!』
バシバシ叩く私に二人は微動だにしない。
と、そこへ
徹が急に私を引っ張ってハジメちゃんのお腹の上に乗せられる。
『ちょ、徹』
及川「大丈夫、岩ちゃんだって男の子だし…」
松川「やるね、及川」
『??』
そのままでいてね。と笑顔でいう徹。
そして、ハジメちゃんの耳元で何かを囁く。
何をしてるんだと不思議に思っていれば、急に起き上がるハジメちゃんに私はひっくり返った。
『痛いっ!!』
岩泉「…テメ…及川!!!」
及川「ほら起きた〜!!!じゃ、次まっきーね!」
松川「岩泉はよ」
転んだ私を起こして次は花巻の上に乗せられる。
何を囁いてるのかすごく気になるが、ハジメちゃんが急に私の耳を塞ぐので何を言っているのかわからずじまいだった。
そして
花巻「っ!?!?」
『ギャッっ!?』
松川「花巻おはよう」
私をなんだと思ってるんだこいつら