第5章 IH予選
金田一「聖さんお疲れ様です!お先に失礼します!」
国見「お疲れさまデース」
部室に二人を迎えに行く途中、金田一と国見が帰っていくので手を振る。
それから荷物を持ち直し、階段で待っていれ、ば一静と貴大の声がして振り返ると私に気が付いた途端二人はニヤニヤしながらこっちに小走りで来る。
…嫌な予感しかしない
私は立ち上がって荷物すらおいて二人から距離をとる。
松川「なんで逃げんの?」
『や、野生の感?』
花巻「…フッフッフ…待て聖コラァ!!!!!」
急に追いかけてき始めた貴広に私は驚いて逃げる。
この様子だと奴は何もしてこない、あいつむっつりだからできるときにやってくる奴だから。
一瞬で判断して急いで一静の後ろに隠れた
松川「…ちっさいな」
『うるせぇお前がでかいんだよ!』
花巻「松川よ、聖を出したまえ」
松川「聖はおらんぞよ」
『茶番してないで!!!!』
一静は立っているだけで貴広が追いかけてくるのででかい木のような一静を使いくるくる回っていれば、急に一静が私を抱きしめた
『!?!?!?!?!?』
花巻「!?!?!?!?!」
松川「…あ、ごめん」
ぱっと離される体。
そして沈黙。
松川「…で、出来心…です…」
花巻「…俺にも抱かせろ聖!!!!!!!」
『ちょっとギャァ!言葉に気をつけなさい!って追いかけてくるなバカ!!!』
照れている一静と燃える貴広。
後ろを見ながら走っていれば、急に誰かとぶつかる。
『いって…す、すみま…って徹!!!おそいよー!』
犯人は徹で、ムスッとした様に口を尖らせ
及川「ちょっと二人とも聖ちゃんで遊ばないの~!」
なんていう徹。
というか力強くて離れらんないんだけど。
貴広に助けを求めるが飽きたのか、一静と門へ向かって歩いていて。
『くっそお前ら覚えとけよ!!!!!』
なんて叫ぶ私の声が学校に響いた。