第4章 合宿
6時半、起床時間だ。
各自とりあえず起きて監督やコーチの話を聞く時間。
朝食は7時前。
食堂を閉めるのは8時。
それまでに食べ終えないと閉じ込めることになる。
食べるの長い国見が心配だが、心配している暇はない。
溝口「坂本、それ終わったら起きてない奴起こしてきてくれ」
溝口さんはどうやら私を女だと認識してないようで、襲われたらどうするんですか。と問えば、ハァ?というような顔でこちらを見てきたので大人しく起こしに向かった。
さっき見た感じ起きてないのは3年の大半。
あとは二年の朝弱い組。
1年は国見確認してないけど…
渡「聖さんはよざいます」
『渡!!ちょうど良かった、起きてない組叩き起してほしいんだけどいいかな?』
部屋に行く前にあった渡に2年は任せて、私は3年の部屋に突撃しに向かった。
1年と2年と3年の部屋は離れてはないが、同じ部屋なわけでもない、それなりにいるので学年ごとで分けようという話になったのだ。
夏はくじ引きだけど
『3年起きなさーーーい』
扉を開ける前に扉を叩いて牽制をする。
だが誰も起きる気配はない。
開けて着替えてたらどうしようなんて今更だしな…
むしろ男の裸は見飽きたし。
『入るよー!!!』
ガチャんと開けて、中を覗けば目を丸めた松川。
そしてその後で呑気にあくびをする徹。
松川「はよ」
『おはよ!みんなはまだ?そろそろミーティング始まる』
及川「聖ちゃん!?何でいるの!?待って俺今ブス…というか岩ちゃん並みにやばいから出てって!!!」
『うるさい徹、いいからミーティング行く』
松川「花巻と岩泉は相変わらずだぜ」
指さす方向に安眠してる2人。
私は近づいてしゃがんだ。
『おきて、ハジメちゃん、花巻』
花巻「んー…」
岩泉「んぐ…」
…コイツら…