第4章 合宿
『今日の放課後からGW合宿が始まります、朝から夜まで門限は23時厳守で、それまでには各部屋にいること、あとは怪我をしないよう約1週間頑張りましょう』
合宿が始まる。
今年は水曜日から四泊五日。
目の前にいる部員達の顔を見渡しながらプリントを見て話をし終えれば、溝口さんが手を叩き話を始めた。
合宿とはいえ、夏合宿ではないので私は夜は帰るようにしている。
おばあちゃん心配だし。
途中までランニングがてら送ってくるし。
溝口「坂本は夕飯作ってすぐ帰るようになってるから特に1年は、3年や2年の行動を見て初日は過ごせ、いいな」
及川「今年もGWはいないのか…」
松川「夏まで我慢だな」
花巻「むさくるしい中で過ごすのか」
溝口「そこうるせえぞ」
指摘される4人にみんなが笑う。
私たちはそれから解散して、教室に戻った。
3時間目に体育があるので着替えなくて済むので先に松川と歩いていた。
松川「今年もいないんだな、夜は」
『おばあちゃんがね、夏は従兄弟のうちが来るからいいんだけどGWはね…』
松川「ボケてんだっけ?」
『いや、そうでもないよ』
今日の夕方から始まる合宿。
メニューは相変わらずビッシリ。
私もやることが沢山ある。
とりあえず夕食は辛い。
一年の大半が手伝ってくれるけど辛い。
『松川は一年の時から料理できるイメージあるんだよね』
松川「…まぁ、岩泉は米すらとげなかったし、及川と花巻は皿割り放題だったからな、そこと比べればな」
『あのお皿の枚数は凄かったよね…』
花巻は5枚
徹は12枚
青城最高記録はまだこされることは無い
この2人は今でも台所侵入禁止が出されている