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【ハイキュー】青城のマネージャーになりまして

第3章 王様と私




『うまかった〜』

松川「また来ような、次は及川も」

花巻「週五で来れそう」

岩泉「…気持ち悪い」

『ハジメちゃん食べすぎ』


カフェには数時間たむろっていた。


松川「じゃ、また明日な」

『またねー』


帰り道、時刻は9時近く。
私たちは2対2で別れることになった。
私はハジメちゃんの隣を歩く。

げんなりしているハジメちゃんに、胸焼けしてる?大丈夫?と問えば、んー。と返されたので大丈夫そうだ。
夜道は暗かった。



岩泉「あ…」

『え…?』



急に立ち止まるハジメちゃんに私は思わず後ろに隠れるように少しだけ下がる。

目が悪くて誰だかわからないけど…

徹じゃないな…多分



岩泉「影山?」

『えっ、見えんの?』

岩泉「まぁな」

影山「岩泉さん、聖さん…!」



飛雄だった。
私達は外で少し話すことにした。
まぁ、飛雄も家は案外遠くもないし…
見た感じ買い物帰りみたいだし。


『どうしてここに?』

影山「聖さんの家の近くだなって」

岩泉「用事でもあったんか?」

影山「…いえ、大した事は…」


ないです…と小声が聞こえて、私はあの日を思い出す。
…今思い出しても恥ずかしいな。
公園のベンチに座っているが、両方に飛雄とハジメちゃんがいるので挟まれている。

…緊張が伝わってくるな…



影山「あの、聖さんって…」

『…な、な…んですか』


静かになるのは得意じゃない、むしろ今からダッシュでこの場をさりたい、でも飛雄が何か伝えたそうだし、その何かは聞いてはいけない物そうだし…

焦る私の手はだんだん冷たくなっていく。
指先が凍っていく感じ…
高校入試でもあったな…面接のときだけど…ホッカイロが常にないと困ってたんだよ


『と、飛雄!』

影山「はい」

『…れ、連絡先交換しようか!!』




影山「え?」

岩泉「は?」


二人共顔怖い
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