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【ハイキュー】青城のマネージャーになりまして

第2章 彼らと私




お昼休み。
今日は杏子も一緒に食べることになった。
松川は少し気まずそうだったけどなんだかんだで最後は笑ってたし、後でお詫びをやろうと考えていた時。

ガラガラッと開けられた扉に、見覚えのない男が私を探していた。



男「あっ!いたいた!お前が聖!だろ」

『…え?』

松川「告白にしてはダイレクトだな」

男「なわけあるか!じゃ、なくて早く来てくれ!及川が!!」



慌てた男に手を掴まれた、私は訳も分からず手を引かれ教室を後にした。
松川のガンバーという声に耳を傾けて、すぐに男の方を向く。



『徹…及川くんに何かあったの?』

男「その話はついてからな」



連れていかれた場所は保健室。
何かあったのは本当だったようだ。

怪我?急に心臓の鼓動が早くなる。
私は扉を開けて中入る。
そこには足を台に乗せて、私の顔を見て目をそらす徹の顔。


男「保健室の先生ちょうど会議で…」

『折ったの?突き指?擦りむいた?』

及川「…ちょっと捻った」

『はぁ!?…もう!馬鹿なの?』



渋い顔をする徹を見ればまた目を逸らされた。
足首を見ればそんなに腫れてはいない。
捻挫?

近くにあった袋に少しの氷と水を入れて徹に持たせて私はテープをポッケから出した。
常に持ち歩いている意味があった。
なんて思いつつも、徹の足に巻いていく。


『…何したの』

及川「…サッカー」

『体育?』

及川「ん」

『…ハァ…IHも近いんだから、ちゃんと自分の事は自分で管理すること、無理そうな事は断る事』



黙る徹に思いっきりテーピングを強くすれば、わかったわかった!!と反省する声がした。
少ししてテーピングも終わったので、私は監督に連絡を入れる。


『はい、じゃあ授業が終わり次第病院行かせます』


監督は間に合えば来いと言っていた。
むしろ間に合わなければ徹なしでの練習試合になるのか。


及川「岩ちゃんには言わないでね」

『安静にしてなさい』

及川「ハーイ」
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