第6章 Ⅵ
え?どういう────っ!
舌でなぞるように首を舐め上げるシンくん
「っ・・・」
『無防備すぎだし
少しは自覚したほうがイイんじゃないの?』
何を・・・?
『わかんないって顔・・・それも
ダメだよね。』
耳もとで喋られて勝手に身体が跳ねる
「シンく・・っや!」
口から手を離しシンくんの肩を押す。
『もっと抵抗してみなよ』
楽しそうに私の両腕を掴むシンくん
「む、りっ・・・でしょっ!」
出来る限り腕を動かそうともがくけど、びくともしない...
『始祖の血は、こんなもんじゃないだろ?』
シンくんの唇が首に触れ、触れるだけのキスが何度も落とされる
「んっ・・いじわ、るッ・・・」
精一杯シンくんを睨み付ける私の目には涙が溢れた。
『それも、逆効果・・・なんだよね!』
コツンと私の額にシンくんの額が当たる
シンくん近い・・・!
あまりの近さに恥ずかしさで顔が紅くなるのが自分でも分かった
『。』
なんて大事そうに私の名前を呼ぶのだろう・・・視線を逸らすことなんて出来ない。
『イイ子だね..。』
ゆっくりとシンくんの唇が私の唇に重なった。
────拒めない・・・どうして?
『腕・・離したらどうする?』
「そんなの───っ!」
シンくんは私の後頭部に手をまわし、又私に口付けた
閉じた唇を優しく親指で開かされる
シンくんの舌が私の舌に触れる
「ん・・んっ」
ゆっくりと絡み付く舌に変な感覚になる
その感覚に怖くなりシンくんの服をギュッと掴んでしまう。
『っ・・そんな顔で見つめられると、
やめてあげられないんだけど?』
「な、んでッ・・・」
頭がフワフワする。酸欠かな?
考える間もなく口を塞がれる
「っ・・シンッ・・んんっ!」
先程と違って角度を変えてはシンくんの舌が絶えず私の舌に絡み付く。
苦しい筈なのに・・・
「んッ・・・」
『・・はぁ・・・っ』
漏れる吐息だけが部屋に響く。
満足したのか、シンくんの唇が離れる
そのまま呆けた私を抱きしめたシンくん。
『今日はこのまま寝かせてよ。』
私は反論する気にもならなくて、されるがままに瞼を閉じた。
『ずっとイイ子にしてなよ?』
首に一瞬柔らかな痛みがはしったけど、瞼を開ける気力は無かった...。