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Abiding Love

第4章 IV



『っと・・これ以上は本気で止まんなくなるから、あんまり見つめないでよネ。』
そしてやはり視線を逸らした。

私の乱れた制服を直しながら、シンくんは言う
『鎖骨の下見てみなよ』
『怒るならオレじゃなくてソレつけたヤツに怒った方がいいんじゃない?』

「どういう事?」

『鏡見ればわかるでしょ。』
『それに、そろそろお互いタイムリミットだ。おいで・・・眠り姫。』

差し出された左手

だけどシンくんの手を取るのが恐い...。

手を伸ばそうか迷っているとシンくんが口を開いた

『ムリヤリ連れ戻すのもアリだけど』

【連れ戻す】・・・?

『・・・オレの方が時間切れみたいだね。』

「えっ?」

扉が開いた音と共にシンくんは消えた...。

『!・・チッ!狼くせぇ。』

「さっきまでシンくん居たから。」

『アイツらふざけやがって!!何もされてないよな?』

「うん。」
嘘がバレませんように

『こんな時にシュウのヤツ何処に行きやがったんだ!』

シュウ居ないのか...。

『それよりオマエは部屋から出るな。』

「なんで!?」

『いいから言うこと聞け。待てよ・・・オレ達の部屋は、もう意味ねぇな。』
『今ならシュウは居ねぇからアイツの部屋だな。』

「私の意見は無視!?」

『無視だ。』

何が起こったの?

『大丈夫だから、そんな顔すんな。』

スバルの手が私の頭を撫でた。
スバルが悪いワケじゃないもんね...。


私は納得のいかないまま、シュウの部屋に向かう
シュウの部屋の前にはレイジさんが居た。


「レイジさん!何で私は自分の部屋に居たらダメなの!?」
きっとレイジさんなら私が納得できる答えをくれる。
決してレイジさんのせいではないのに責め立てるように言葉を投げた。

『・・・。落ち着きなさい。』

そんな私を宥めるように包み込んだ。

「落ち着ける筈がない!」

『では、落ち着ける薬でも持ってきましょうか?』

ソレは怖い。

「オチツキマス。」

『いい子ですね。さぁ、部屋に入って下さい』
『・・・全てお話します。』

私はこくりと頷いた

言われるがままシュウのベッドに座る。

『疲れたでしょうから横になってかまいませんよ。』

シュウの部屋なのにレイジさんが部屋の主に見えてくる。


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