第4章 IV
「もう着きます。」
カルラさんとシンくんを先導して家の門を潜る。
『おい。』
「スバル!ただい──ま!?」
いきなり引き寄せられ腕の中に閉じこめられた
「苦し・・」
『わりぃ』
少し緩められた腕、スバルを見上げる
「トモダチなの・・・仲良くできない?」
『わからねぇ・・けど・・・。』
スバルは目を伏せた
『スバル!来てください!』
『レイジが呼んでるから、行ってくる。』
私を抱きしめる腕が離される
「・・・うん。」
『大人しくしてろよ?』
スバルの額が優しく私の額にあたる。
柔らかく笑いながらスバルは出ていった
皆仲良くしてくれるかな?
良く考えたらここは私の部屋か・・・
制服のジャケットを脱ぎハンガーに掛ける
扉は・・・開かないか。
押そうが引こうがびくともしない
「大人しく・・・か。」
ベッドに寝転がり目を閉じて部屋から出る方法を模索する。
『無理だろうね。』
驚き声の主を探そうと目を開ければシンくんが居た。
「シンくん!」
『っていうかアンタこんな部屋からも抜け出せないの?まぁ、そのお陰でカンタンに入ってこれたんだけど。』
「そうやってすぐバカにする。」
『バカにしたつもりはないんだけど・・ネ。』
そう言いながらシンくんの指は先程のカルラさん同様私の首元に伸び胸元を露わにした。
「シンくんまで!何!?」
慌てて胸元を抑え、身体を反転させる
『・・・ふーん。なかなかムカつくもんだね。』
「むかつく?」
何がだろう?
『わからないの?それなら────』
『教えてやるよ』
耳元で低く囁くシンくん
「どういう────っ!!」
振り向こうとした拍子にシンくんの唇が耳に触れた
シンくんは戸惑う事なく、そのまま耳を甘噛みする。
「シンッ・・!!」
待って待ってなにこれ?
『ククッ。』
「耳元で、笑わ・・ないでッ・・・」
シンくんの舌が耳をなぞるように舐め上げる
「っや・・・!」
『あんまり大きい声で鳴くと外聴こえちゃうけどいいの?』
首を横に振る
シンくんは耳に首に、キスを繰り返す
「やめ・・っふ・・・」
良く分からない感覚に涙が溢れる。
『っ・・・!泣かないでよ。もっと滅茶苦茶に・・・したくなる』
言葉とは裏腹に少し長いキスが肩におとされる
何も理解できないままシンくんに向き直る。