第4章 IV
きっと泣くであろうを追い掛けられなかった。
オレの手が届くトコロに居ないでくれ
滅茶苦茶にしたくなる
あんたを重ねてしたキスにおかしくなりそうだった。
何度も・・・何度も、喉元を見つめてはため息を漏らす
これは夢だ。と...何も知らずに寝ているあんたがあまりにも愛しすぎて。
オレは抱き締めた温もりに何度もキスをした。
例え夢ではないと気付いても、謝りはしない
謝ったらウソになるから
はオレを赦してしまうから...
だから、どうか今だけは───────
そう願い・・・紅い痕を残した。